田島ルーフィング株式会社

田島ルーフィングがご提供する 床材・防水材の環境情報です。

床材の環境への取り組み

TAJIMAは独自技術を磨き、循環型社会の実現に貢献します

当社では、企業活動のさまざまな場面で循環型社会の実現に向け、つねに独自技術を磨き、努力を積み重ねています。
製品や工法の開発段階から、製造、物流、施工、使用、廃棄、再利用まで、床材事業における具体的な取り組みについてご紹介します。
循環型社会の構築に応えていくことは、当社の大きな使命であると考えています。

開発・製造

床材の製造時に発生する廃棄物をゼロに近づけます

再資源化サイクル

ビニル系床材には、使用済みになった農業園芸用ビニルフィルムや工場内リサイクル材等の再生原料を使用しています。
新規原料の使用率削減、環境負荷を低減させ、さまざまな工程を経て美しい床材に生まれ変わります。

■再生ビニル使用

農業・園芸用のビニルフィルム等を床材に再利用。このリサイクルによって必要な回収・分別・洗浄・粉砕・造粒といった工程の技術をほかに先駆けて開発し、1974年より行っています。

■工場内リサイクル

保有する各種のビニル床材の製造設備において、加工端材はすべて床材にマテリアルリサイクル。離れた工場間でも、再生材をやりとりし、最終的に廃棄物を出さない仕組みを作り上げています。

※使用済みになったビニールハウス等の農業用資材

埼玉工場、埼玉第二工場

POINT

TAJIMAのビニル系床材は、
右記の環境ラベルを取得しています
グリーン購入法適合

環境省より「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」。
グリーン購入法に適合した製品に
表示。

エコマーク取得

財団法人日本環境協会エコマーク事務局よりエコマークを取得。

CASBEE評価への寄与

CASBEEは、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境負荷低減への配慮などの面で、建物の環境性能を総合的に評価するシステムです。そのなかで当社のグリーン購入法適合品やエコマーク認定商品は、「LR2. 資源・マテリアル」の分野で「非構造材料におけるリサイクル資材の使用状況の評価」へ寄与すると考えられます。

※評価対象の適否は当社の判断です。正式には所轄自治体等の判断基準によります。

リサイクルシステムを考慮した床材と工法の開発
置敷きビニル床タイル

レイフラットタイルやカーペットタイルといった、
置き敷きしても安定する材質と構成がそのひとつです。

レイフラットタイル

カーペットタイル

リサイクル配合でCO2削減に貢献

当社では、原料にリサイクル材を配合することでCO2削減に貢献しています。
下は商品ごとに100%バージン配合とリサイクル配合を比較したグラフです。

POINT

いずれの製品もCO2削減を
実現できていることがわかります

天然リノリウム床材 はカーボンニュートラルを達成

マーモリウムは天然素材から作られたリノリウム床材です。自然由来の材料を用いてるうえに、72%の再生可能な材料、43%のリサイクル材料から製造され、可塑剤や化学物質は含まれていません。さらに、廃棄時に埋めれば土に還る生分解性も備えています。地球環境にやさしい、持続可能な床材として、その安全性は世界中で高い評価を受けています。

■「環境製品宣言(EPD)」を取得しています
  EPD:Environmental Product Declaration

マーモリウムは、米国第三者認証機関※1により、ライフサイクルアセスメント(LCA)※2にて、原材料の確保から製造までの過程で、二酸化炭素排出量が減少するとの認定を得ています。マーモリウムを1m²生産するごとに、平均40gのCO2の排出を抑制します。

■カーボンニュートラル証明書を発行いたします

フォルボ社ではマーモリウムを採用した建造物に対して、カーボンニュートラル証明書を2021年7月末より発行しています。
証明書の発行をご希望の方は、お近くの田島ルーフィング(株)支店営業所へお問い合わせ下さい。

※1 米国UL社:世界的な第三者安全科学機関
※2 ライフサイクルアセスメント(LCA):製品・サービスのライフサイクル全体(資源採取/原料生産/製品生産/流通・消費/廃棄・リサイクル)、
  またはその特定段階における環境負荷を定量的に評価する手法

カーペットタイルでは原着ナイロン糸を採用

※優れた耐候性と耐薬品性を持ち、より長く使用することが
 できます。(一部製品を除く)

原着ナイロン糸は、紡糸前の原液の段階で着色を行うため、直射日光や塩素系漂白剤などへの耐性があり、色落ちしにくい特長があります。

■耐候性

紫外線カーボンアークによる光源を160時間照射した過酷な試験においても色の変化はほとんど見られません。

■耐薬品性

塩素系漂白剤を10㎖滴下し、24時間放置しても色の変化はほとんど見られません。

"ECONYL®"リサイクルナイロン糸を
中高級"TZ"シリーズに積極採用

ECONYL®リサイクルナイロンは、回収されたナイロン廃棄物を原料とし、100%リサイクルされた糸です。
世界中の漁網、布地、カーペット、工業用プラスチックからリサイクルされた高品質のポリアミド糸で、再びファッションやインテリアの業界で使用されています。
当社はECONYL®ナイロンを使用した製品を製造しています。

物流

梱包や輸送時の環境負荷を軽減します

簡易梱包による納入方法の検討

品質保証を優先した簡易梱包による商品および材料の納入方法を検討しています。


カーペットタイル・ソフト巾木の軽量化

一般的な製法より20%の軽量化を実現し(当社比)、輸送時のCO2の排出量削減や作業負担軽減に貢献します。

施工

端材の回収と梱包材のリサイクル

施工端材の回収と再利用

環境省の広域認定制度(廃掃法第15条の4の3に基づく特例)により環境大臣の認定を受けた関連団体のもとに、建設現場で発生するビニル床材の施工端材・余材および使用済み置敷きビニル床タイルを回収し、再利用しています。


廃棄を抑える梱包材の使用

再利用可能な素材の梱包紙に変更し、そのリサイクルを推進。
また、リサイクル可能なプラスチック容器(Rパック)を下地補修材・下地表面強化材に採用しています。

フラッター

使用

長寿命化、無害化とノーワックス品の導入

長寿命化商品の提案と商品開発

長寿命化
商品

求められる建築材料の長寿命化にこたえ、より長く使い続けられる商品を開発し、提供しています。


有害物質の排除と代替を推進

VOC
対策品

非塩ビ・
天然素材

当社の各種床材、接着剤等の商品群はすべてホルムアルデヒドを一切使用していません。またトルエン・キシレンを廃止、接着剤の無害化・無溶剤化を進め、VOC対策の商品を提供。可塑剤の揮発を大きく抑えたビニル床材を用意しています。さらに天然原料使用の床材(リノリウム)も提供しています。

タフゾーン

モルタライク

ACフロア

マーモリウム

ノーワックスメンテナンス商品によるCO2削減

ワックスがけや剥離洗浄時に電気や水を使うことでCO2が発生します。ノーワックスタイプであれば下記のメンテナンスが不要となるため、CO2削減につながります。また、廃液を減らすことにもなり、環境負荷を低減します。

パーマリュームEM

レイフラットタイルノーワックス

POINT

ノーワックスタイプなら
メンテナンス回数が減ってCO2の削減に

※1,000m²の作業を想定 ※作業内容により異なります

販促

見本帳だけに片寄らない販促物の制作

カタログと現物見本による床材選びの促進

使用後は産業廃棄物となるサンプルチップ付きの見本帳に代えて、色柄がわかりやすい写真を豊富に掲載したカタログ冊子と現物見本での床材選びを推進。見本帳の製作数量を抑えることでその廃棄量を減らし、環境への負荷を低減することを目指します。



床材選びにWEBサイトをぜひご活用ください

デジタルカタログ閲覧、カタログ・現物見本請求ができます

https://tajima.jp/flooring/

複層ビニル床タイル「マティル・ウッドライン」シリーズカタログ

販促物における環境への取り組みについてご紹介しています

環境に配慮した床材選びとは。ツールの新しい形を考える「HDスキャンプリント⾒本帳」
全363⾊の「ウッドライン」「マティル」シリーズは、カタログも⼤幅リニューアルして充実の内容に

床材のグリーン購入法適合品/エコマーク認定商品一覧

グリーン購入法適合品、エコマーク認定商品一覧

2021年9月現在

グリーン購入法適合品、エコマーク認定商品一覧

床材のVOC対策

JISで定められている測定方法では、1m²の面積の建材から一時間あたりに、どのくらいのVOCが放散されているのかが判ります。 一方、厚生労働省や文部科学省が制定している指針値は室内濃度ですので、放散速度を濃度に換算する必要があります。
この濃度換算は、放散速度と部屋の容積、換気、施工面積で決まりますが、インテリアフロア工業会では簡便な室内空間モデルとして、デンマーク方式(部屋容積17.5m³、換気回数0.5回、仕上げ材および建具を含む面積44.4m²)を採用しております。例えば、トルエンの室内濃度指針値は260μg/m³ですので、この指針値を超えない為の放散速度は、以下の式で求まります。

以下、他の対象物質も同様に計算した結果が下表となります。

VOC放散値および室内濃度換算値の例

※1  試験方法:JIS A 1901「小形チャンバー法」・試験体16.5cm角2枚(L=2.2[m²/m³])・試験条件28˚C、RH50%・換気回数0.5[/hr]、7日目

※2 ND=検出せず(定量下限値未満)

室内濃度への換算

床材の実測放散速度を室内濃度に換算する際には、以下の換算式に依っています。

C:室内濃度[μg/m³]、L:建材(仕上げ材)の負荷率[m²/m³]、n:換気回数[/hr]、E:放散速度[μg/m²・hr]

C=(L/n)×E
L=仕上げ材総面積/部屋容積=44.4/17.5=2.537[m²/m³]
n=0.5[/hr]を代入すると、C=5.074E
従って、放散速度の5倍が室内濃度の目安となります。
また、仮に床材のみ考慮すれば良い場合は、
L=床面積/部屋容積=7/17.5=0.4[m²/m³]
n=0.5[/hr]を代入し、C=0.8Eとなり、放散速度の0.8倍が室内濃度の目安となります。

VOC対策品一覧

下記商品は、通常の商品がVOC対策品となっているものです。その他の特注対応商品もありますので、詳しくは支店・営業所までお問い合わせください。

床材のアスベスト使用状況について

当社における過去のアスベスト(石綿)の使用状況

当社における過去のアスベスト含有製品の製造状況は、以下の通りです。

※1 当初輸入していたクッションフロアのみ該当し、国産化したGPフロアにはアスベストは一切使用しておりません。

※2 2007年9月まで販売していた同名の接着剤(アクリルエマルション系)とは異なる商品です。

・現在販売している全ての製品について、アスベストは一切使用しておりません。
・歴代ソフト巾木には石綿を一切使用しておりません。
・表にある通り、当時使用していたアスベストの種類は全て白石綿です。
・かつてアスベストを使用していた床材及び接着剤は全て“非飛散性アスベスト含有建材”に該当します。
 従いまして日常の使用において大量に飛散する恐れは無いと考えられております。
 ただし、建物の解体や床材の撤去についてはこの限りではありません。
 気中への飛散防止のための処置として湿潤させるなど厚生労働省「石綿障害予防規則(分類レベル3)」に準じた適正な対処を実施する必要があります。

床材アスベストに関するお問い合わせ窓口

床材アスベストに関するご質問・ご相談につきましては、下記お問い合わせ窓口までご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ窓口

田島ルーフィング株式会社
床材営業部

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