ポリエスターとは、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維マットを積層して形成する
FRP(=Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)系塗膜防水です。
FRPであるポリエスターは、その化学特性として吸水率が非常に低く、耐水性に優れています。
屋上防水の他、貯水槽など、常時水と接する分野で広く活用され高い評価を受けています。
ポリエスターは、伸び率の大きい軟質樹脂を用いているため、下地の動きにも対応します。さらに、
緩衝シート(ポリエスターシートS)との複合により、下地の動きへの追従性能を向上させました。
補強材として寸法安定性に優れたガラス繊維マットを使用しているため、塗膜厚が確保され耐荷
重性・耐摩耗性・耐衝撃性に優れたシームレスで強靱な防水層ができあがります。
貯水槽など常時水と接触する箇所や、薬品・酸・アルカリなどに接触する可能性がある箇所には、
専用の樹脂とトップコートを用意。目的にあった使い分けによって、より確実に性能を発揮します。
ポリエスターの樹脂はいずれも粘度を低く設定
してあるので、刷毛・ローラー等での施工性に優
れています。また速硬化性ですので、下塗りから
仕上げまで1~2日間での施工が可能です。
ポリエスターの性能を最大限に引き出す複合工法「P-21S」仕様の工程をご紹介します。